How Women Rise という本を読んで気持ちが超Risingした

こちらの本を読んで超超超良かったのでご紹介します。

Amazon.co.jp: コーチングの神様が教える「できる女」の法則 (日本経済新聞出版) eBook : サリー・ヘルゲセン, マーシャル・ゴールドスミス, 斎藤聖美: 本

邦題としてついている『「できる女」の法則』がいかんとも胡散臭いというか、この邦題はなくても...という気持ちになったので タイトルで「えっ」と思った方は一度英題のみをみていただけると良いかと思います!

あとはタイトルで「なぜ"女性"と限定しているんだろう?」と疑問に思われるかも知れません。 コーチングをやってきて沢山の人を見てきた著者が「女性に共通してこういった傾向があるから、そこの共通点をこういうふうに考えるとこう上手くいくよ」というのが本書になります。

なので生物学的に女性だとしても「当てはまらないや〜」っていう人もいるでしょうし、男性でも「当てはまる!」っていう人もいると思います。 本書にも説明がありますが、「女性が女性ゆえに外部から圧力をかけられたことや言われた言葉がきっかけで身についた思考や仕草が共通している」、というかことらくる「女性」なのではと思います。

実際私が「自分の性格」だと思っていたいろいろなことが「女性の共通点」として本書ではあげられており、「え〜〜〜〜〜そうなのか〜〜〜〜」みたいな発見に至ったというのもこの本を読んで良かった点でもあります。 そして著者は日本の方ではないのですが、「女性の共通点」は国を超えて共通することがあるのか、というのも発見のひとつでした。

本書を読んで

PART Iでは「女性のキャリアが行き詰まるとき」ではまず著者がこの本をかくに至るきっかけが描かれています。そしてそこから「女性がキャリアに行き詰まるに当たって共通の悪癖」があることを説明しています。 そして具体的に悪癖にどういうものかがPART IIで説明されているのですが、「悪い性格」「悪い性質」ではなく「悪癖」であることへの説明が書かれていてとても良かったです。

こういう悪癖を克服する過程で、それはあなたの性格の一部ではなかったことに気がついたことだろう。「本来のあなた」を反映するものでもないと気づくだろう。そのように育ってきてしまっただけで、その行動があなたにとってのデフォルト設定になっていただけだ。

つまり、あなたの悪癖はあなた自身じゃない。

サリー・ヘルゲセン,マーシャル・ゴールドスミス. コーチングの神様が教える「できる女」の法則 (Japanese Edition) (p.30). Kindle 版.

PART II では「女性のキャリアを阻害する12の悪癖」が紹介されています。 悪癖は以下の通りです。

  • [悪癖その1]自分の実績をきちんと言わない

  • [悪癖その2]あなたの仕事ぶりをほかの人が自然に気づいて報いてくれると期待する

  • [悪癖その3]専門性を過大評価する

  • [悪癖その4]人間関係を築くだけで活用しない

  • [悪癖その5]初日から協力者を得ようとしない

  • [悪癖その6]キャリアより仕事を優先する

  • [悪癖その7]完璧主義の罠に陥る

  • [悪癖その8]喜ばせたい病

  • [悪癖その9]矮小化する

  • [悪癖その10]やり過ぎる

  • [悪癖その11]反芻する

  • [悪癖その12]自分のレーダーで注意散漫になってしまう

どうでしょう?当てはまりそうなものありましたか?「全然当てはまらないよー!」って人は本書を読んでもあまり自分の参考になることはないかもしれません。 とはいえ周りの人...例えば上司、同僚、部下、パートナーなど、自分とは全く別の人の考えを知りたい!って人は読むと面白いのではと思います。

私はほぼ全部当てはまっていました。悪癖のタイトルだけで「アーッ」てなっていましたが、さらに中を見ていくと「アーッアーッ」ってなりました。

例えば『[悪癖その1]自分の実績をきちんと言わない』、をお持ちの方(私)は「いうほどのことでも」とか「大した実力もないのに過大評価じゃないか」とか思ったりしますよね。人から褒められても「いやいや〜」とか謙遜しちゃう。 そして自分の実績をきちんと言わない割に「いつか誰かが私に気づいてくれる」なんてシンデレラめいたことを思ってみたり。あるある〜〜〜。本書を読んで考え方が変わりましたが、待ってるだけじゃ上手くいかないわよね...

自分のしていることの価値をうまく話す方法を見つけられないというのは、自分がしていることにあまり価値を置いていないというメッセージを送ることだ。あなたが価値を置かないのなら、いったい誰が、価値があると思うか?

サリー・ヘルゲセン,マーシャル・ゴールドスミス. コーチングの神様が教える「できる女」の法則 (Japanese Edition) (p.84). Kindle 版.

たとえば、男性は、自分の功績をはっきり言うことを避ける女性を信じないことが多い、とマーシャルは言う。そういう女性は、自分に忠実ではなく、謙虚さを装う、あるいはコミットメントの低い女性だと考える。そういう否定的な見方をされるような行動をなぜしたいと思うのか?

サリー・ヘルゲセン,マーシャル・ゴールドスミス. コーチングの神様が教える「できる女」の法則 (Japanese Edition) (p.86). Kindle 版.

アーッアーッですね。全然その発想はなかったわ、という。

こういった悪癖の詳細を説明しながら、PART Ⅲでは具体的にどうやって直していけばいいか、が書かれています。ただ、今読み返していたもののあまりできてはいないですね...本を読んで満足しちゃっています😂また読み返そうと思います!

この記事を読んで興味を持った方、ぜひ読んでみてくださいね〜!