「技術同人誌を書いてみたいな…」と思っているあなたの背中を押したい

技術同人誌を書いてみたいな…と思っているあなたへ。

かつて私が背中を押してもらえたように、誰かの背中を押したいと思ってこの記事を書きます。

技術同人誌を書くメリット

「書いてみたいな」と思っている方はすでにメリットを把握していることだと思いますが、あらためてわたしがいいなと思っている点をあげます。

  • 自分が欲しい内容の技術書が手に入る

  • 物理本を手にした時の満足感がすごく良い

  • 「本を一冊書き上げたことがある」という自信がつく

  • 技術書をオフラインで売ることで読者と直接会うことができる

  • 技術書を書く大変さを心ではなく体で理解することができる

あとは技術書を書かなくても売り子として参加するのも良いと思っているのですが、「技術書典オフライン」に参加できるのはシンプル「おとなの文化祭!」って感じでめちゃ楽しいです。

なにが同人誌執筆を心理的に妨げているのか

「書いてみたいけれど書けない」理由をいくつか想像してみました。そしてその理由に対して、少しでも前向きな気持ちになれたらと個人の思いをしたためました。

書けるテーマがない

わたしがはじめて技術同人誌を書くか迷っていた時に一番障壁となっていた部分です。

「なんでもいいなら書けるけれど、"技術"の本となると書けるテーマがない」という悩みを持っていました。「かけそうな技術があったとしても、他に書いてる人いるしな...」と思っていました。

そのときわたしが背中を押してもらった言葉は次のようなものでした(だいぶ昔の話なので意訳)。

「同じ技術でも、ひとによっては書き方が違うのであなたなりの書き方でオリジナルの同人誌になるから安心して」と。(確か↑の主旨のブログもあったと思うのですが見つけられず...)

「そうはいっても社内に閉じた技術をメインで扱っているので、外に出して書ける技術ないな...」「そもそも技術者じゃないしな...」と思った方!!ご安心ください!!!

なんと「はたらく」をテーマにする本を書ければOKとのことです!!!

つまり...

  • はたらくわたしの着回し術
  • はたらきながら子育てしてます
  • はたらくって大変!わたしのストレス解消法!
  • かんたん確定申告

とかとかとか!!!いけるってことですよね!!!! うお〜〜〜〜〜〜〜〜

あとは最近だとプロの小説家の方も技術書典で本を頒布しています。

kaerukoakeno.booth.pm

↑こちら買って読んだのですが、すごく面白かったです。売れるかどうか関係なくためになると思いました。

例えばメンタルヘルスの保ち方、一人で同人誌をつくるときに心がけると良いこと(例えば広報について勉強することをこの本を読んではじめてやりました)など。

何が技術になるか、判断に困るようであればあらかじめ運営の方に聞いてみるのもよさそうです。

blog.techbookfest.org

Discordでのチャットサポートも行っています。サークル参加に際して何か分からないことがあれば、次の招待URLからDiscordに参加して質問できます。

ちなみにわたしが最近困っていることを書きます。以下のテーマで本を書いて頂けたら泣いて喜びます。誰かたのむぅ〜〜〜〜〜

  • 化粧の仕方、化学的観点から化粧を解説、化粧品の紹介など化粧関連
  • 時短術。日々忙しい中家事の省略方法や効率化の仕方。使用グッズなど

書いても売れないかも知れない

技術書を書くなら売れて欲しいですよね。わかります。

でもそもそも技術書を書きたいと思った理由はなんでしょうか。「売れる本を書きたい」でしょうか。あるいは「とにかく技術書を書き上げてみたい」でしょうか。

どっちが良い悪いかではなく、もし「とにかく技術書を書き上げてみたい」が書きたい理由だとすると、売れるかどうか心配して足踏みするのは勿体無いかも知れないなと思った次第です。

ちなみに!!!!わたしが人生ではじめて作った同人誌(技術同人誌ではなくオリジナル漫画)は!!!!!!

売り上げが「3部」でした!!!!!!!!!!!ヒェア!!!!!!!!!!

(サークルの友人二人が買ってくれたので、その二人をのぞくと1部になりますヒェア)

今わたしは技術書で新刊を出すときは毎回100部くらい売れます。新刊が1000部売れる方もいるので、100部を売れているというのか、売れていないというのか...みなさんはどうでしょうか。

「ああこの人3部しか売れなかったことがあるのか...」と思って技術書を書く気になったりはしませんかね!?どうですかね!?不安だったら私に教えていただいたら1部買うので!1部売れることは確定していますんで!!!どうでしょうか!?!?

そんなわたしのおすすめは「売れることを目標にしない」のがいいのかな〜と思います。なぜかって?売れない時につらくなっちゃうからです!!!!!!

「売れない≠良い本ではない」です。どんなに内容が素晴らしかったとしても、売れないことはありえます。

売れなかったからといって、あなたが書いた技術書が「書く意味のなかった」ものでは決してありません。

というかですね!!!!この世界に1冊の本を書き上げたことある人はそう多くないんですよ!!!!!だからもう書き上げられたらすばらしいんですよ!!!!!

なので、売れないかもと心配して書くのをやめるよりは、売れないかもと思いながら書き上げられた方が良いんじゃないかなと思っています。

1冊書き上げることで、「1冊書き上げた」実績を解除できます。もしその1冊が思うように売れなかったのであれば、次は「1冊を書き上げる」+「売れる工夫をする」を試してみれば良いのです。

また、1回のイベントで売れなかったとしても、次のイベントで既刊として出したら売れたということもあると思います。

こういう本もあるので、もし興味あれば読んでみてください!!

mochikoastech.booth.pm

いちばん強いのは「この技術が好きだから本にしちゃいました!!」というタイプなのでしょうが、多分このブログを読んで悩んでいる方は「技術書をかくこと」が目的なのではないでしょうか。

技術書をかくことが目的っていいじゃない!!!かいてみよう!!!!

書き上げられるかが心配

1冊書くのって大変ですよね。最初から10何ページも書かなくてもいいと思います。表紙、裏表紙、あとは本文2ページあれば本の完成です!!!!

あとは合同誌という方法もありますよね。1人で1ページしか書けなかったとしても、10人いれば10ページ!わお!

最初は書き上げられずに挫折してしまったという人もいます。その後書き上げられた!というお話も。

speakerdeck.com

失敗しても大丈夫!という実体験で次の挑戦に結びつく

なんでそんなに同人誌執筆をおすすめするのか

色々書いてきましたが、技術書を書き上げるのは大変です!実に大変です!!こんなに大変なんだから誰かを沼に引き摺り込みたい!!!!

というのが本音です...☺️

その大変さの向こうに楽しさがあるし、毎回その大変さを綺麗さっぱり忘れてしまうんですけどね!!!!ふふ!!!

あとは、わたしがこの道に踏み出せたのも他の方のおかげだったので、同じように誰かが一歩踏み出せるきっかけになれたらと。

悩んでいるなら書いてみよう!!!そしたらまた次の道が見えるはずです!!!困ったらご相談ください!!!!!

よい執筆ライフを!!!!!!